ポーランドからのピアニスト
今日はいきなり友人のブログで、ポーランド人のピアニスト、
ミハウ・ソブコヴィアクさんのコンサートがあるのを知り大急ぎで会場(かりゆしアーバンリゾート)に行きました。
なんでも、小さいころチェルノブイリ原発事故を経験して、ヨウドを一年間飲まされた経験があるのだとか・・・
で、3月の震災があった後、急きょ不思議な縁で導かれ沖縄に一時避難して来た事があったそうです。
・・・トラウマになりますよね。
ミハウさん、ソリストとしてはあまり有名ではないかもしれませんが、NHKのショパンを特集した番組に出演してたり、作曲家青島広志さんとショパンの演奏会をしたりしています。
そして、ショパンコンクールAsia予選の審査員などもしていて、福島学院大学と尚美音楽院でも教鞭をとっています。
プログラムはお得意のショパンからワルツやマズルカなど有名どころの小作品を、そして上手な日本語でトークを交えながら二部ではリストのこれも有名どころの作品を弾いていました。
知ってる曲ばかりでしたので、私だけでなくお客さん(子供も沢山いました)皆さん喜んで聞いていましたよ。
なんと言うのでしょうか・・・ポーランド出身なので、ショパンを弾く時に考えなくても曲の流れが自然なんですよ。
日本人が弾くと「さぁ、ショパンを弾くぞ」みたいな張り切りようで、時として表現が過剰になりがちなんですが(笑)ミハウさんのはすごく、何と言うか・・・当たり前っぽく弾くんですよ・・・説明が難しいんですが・・・
たとえば沖縄の人が「てぃんさぐの花」とかの民謡を自然と歌えるでしょ。でも、本土の人が歌うとちょっと変じゃないですか・・・リズムとか表現とか微妙に・・・
あんな感じで、ウチナ~ンチュが何も考えずにカチャーシーのリズムに乗って誰でも踊れちゃうのと一緒で、彼にとってはショパンのリズムや音楽が自然な感じなんです。
上手いとか下手とかの問題ではなく・・・
これは仕方がないことですよね。“血”と言うか“DNA”の問題です。日本人はかないません。
台風の後の疲れを癒される爽やかなコンサートでした。教えてくれた友人に感謝です
ortensiaさん、有難うございました
10月16日オペラ公演お知らせ
喜劇オペラ「奥様になった女中」
関連記事